PRACTICE開業時の不安

開業時の不安|長野(長野市・松本市)・東京・金沢(石川)のデザイン事務所 アプリコットデザイン

PRACTICE開業時の不安

企業の生存率は5年で15%、10年で6%と言われています。
多くの人は起業したいと思っても、この数字の低さにためらう事が多いと思います。

もし失敗したら・・
社会的評価が下がる・・借金・・
いろいろな不安が頭をよぎります。

これから開業・起業される方へ

一昔前に比べ、働き方が多様化してきています。
一流の企業に勤めていても、終身雇用が保証されているわけではなく、多くの不安を抱えて働いていたりします。
定期的な安定した収入よりも、やりがいや働きがいを求め、近年多くの方が起業されています。
アプリコットデザインでも、起業家の方のお手伝いをさせていただく事が増えました。

本当に独立・起業する?

「独立」「起業」という言葉は、一見かっこいいように見えます。
しかし最初は収入の無い不安定な人に過ぎず、信用もありません。
会社から給料をもらって、例え業績が悪くても、毎月定期的な収入を得られる会社員とは違います。
独立したその日から、誰も給料を払ってくれません。
自分自信で給料を生み出していかないといけません。
これって当たり前の事ですが、独立当初はよく会社員時代のありがたみを感じました。

「好きな事をしたいから独立する」

という安易な考えの方は独立を辞めておいた方が良いかもしれません。

自由になりたい

・・・自由という言葉の定義は人それぞれですが、私は会社員時代の方がよっぽど自由だと思います。

好きな事をしたい

・・・会社員をやりながら好きな事をしていた方が良いかもしれません。

やはり「そうは甘くない」んですね。

代表の中村は3度の独立を経験しておりますので、みなさまの気持ちが痛いほどよくわかります。
やるからには絶対に成功して欲しいと強く願います。
ですので、起業を考えている方はぜひ一度ご相談ください。

事業を始めるにあたり準備すること

事業計画・目的・コンセプトを明確に

事業を始めるにあたって、まず一番大切な事。
それは、事業の目的とコンセプトを決める事。
どこの(地域)誰に(ターゲットとする人)何を(商品・サービス)提供するか
そして、その事業を通して何を目指したいのか。
これは、本当~~~~~~に大切です。

目的、コンセプトを決めたら、次は事業計画書を作成します。
はたして、頭の中で描いている事業がうまくいくのか?
その根拠、事業を達成する為のフロー、資金面での計画を練ります。
事業を本格的にスタートすると、多くは計画通りには行きません。

事業を始めようと思った時、あれもやりたい、これもやりたいと頭の中はウキウキ状態です。
そんな興奮した状態だと、ついつい冷静に考える事ができないものです。
事業計画書を書く事で、一旦冷静になり、本当にその事業がうまくいくのか判断する事ができます。
そして、万が一計画通りに行ったとして、数年後どういう立ち位置で事業展開をしていくのか、未来のイメージを頭に入れておく事が大切です。

資金調達を検討

手持ちの資金はいくらあり、他にも資金調達ができるのか?
開業の資金はいくらかかるのか?
毎月の固定経費はいくら?運転資金はいくら必要なの?
実際に表にしてみると、事業を始めると何もしていなくても発生する固定経費の多さに驚きます。
家賃、水道光熱費、税金・・・
特に株式会社として始める場合、人を雇うと「雇用保険」「社会保険」などの労務費用が意外に多く、それが負担になる事があります。
アプリコットでも、会社設立当初、しっかりとした事業計画書を作成しました。

きれいごとを言っていても、お金がないと何もできません。

自己資金はいくら?借り入れはいくら?

アプリコットでは、設立当初借り入れは一切行いませんでした。
そもそも、お金を貸してもらえる見込みが薄いだろうと考えていたからです。

もし開業当初お金を借り入れする方は、補助金や助成金、起業支援融資制度などを活用していただければと思います。
ここでは事業計画書が肝になるみたいです。

会社にするか個人事業にするか

株式会社にするか、個人事業で始めるか。。
これは悩むところかもしれません。
それぞれのメリットやデメリットは、ネットで調べれば多く情報がありますし、
書店にいけばたくさんの本が販売されているので、ここでは喝采させていただきます。

株式会社

メリット 信用がある
個人事業は税務署に開業届を出せば、誰でもいつでもスタートする事ができます。
サラリーマンとして働きながらでも開業は可能です。(会社が許せばですが・・・)
誰でもいつでも始められる個人事業に比べると、会社の設立は手続きも多く、お金もかかるため手軽ではありません。
なので、株式会社として始める場合、「おっ、この人本気だな」と周りから思われ、応援してくれる人も増えるかもしれません。
個人事業主に比べると信用度は高い気がします。
デメリット お金がかかる
会社設立時も、登記にかかる費用が30万程度かかったり、資本金を入れる為に数百万円必要だったり。
人を雇えば雇用保険や社会保険の会社負担分がのしかかり、決算の時には決算費用で数十万かかったり、法人税は高額で、とにかくお金がかかります。

信用があるようでない
会社にしたから信用があるでしょ!と安易に考えない方が良いです。
実は登記後1年以内に廃業する割合は %で、3年以内だと %まで上がります。
これが何を意味するかというと、設立間もない会社は逆に信用が無いのです。

なので、銀行からの融資も難しかったり、リースの審査が通らなかったり。

・・・がっかりしないでください。そんなもんです。
逆に言うと、3年以上続ける事で信用が生まれてくるのだと思います。

個人事業

メリット いつでも始められ、やめるのも簡単
税務署に開業届を出せばスタートでき、廃業届を出せば辞める事ができるのでとても手続きが簡単です。

経理が会社に比べてラク
会社に比べ、経理がそこまで複雑ではありません。
年に一回の確定申告も、慣れてしまえば自分で問題なく行う事ができます。
デメリット 信用がない
顔なじみの人とのみ仕事をするのであれば特に問題はありませんが、初めて合う方と仕事をする場面が多い場合、会社に比べ信用度が低いと思います。

だらける
個人的にですが、個人事業主はだらけます。
なぜか分かりませんが、誰にも監視されておらず、自由であるイメージがあるのかなのかだらけました。

アプリコットは株式会社を選択しました

なぜなら、ゆくゆく人を雇用したいと考えていたのと、将来的にやりたい事があるので、それの実現の為には早い段階から会社にして、取引先や銀行に対して信用度を高めておきたかったからです。

しかしながら、設立当初は会社にしたメリットを一切感じる事ができず、逆にお金がかかり「なんで会社にしたんだろう」と疑問に思う事も多くありました。

でも、今となっては会社にして良かったなと思います。
人を雇用するうえでも、よい人財を集めやすいですし、安心して働いてもらう事ができます。
アプリコット的には「人を何より大切にしたい」と考えているので、会社にしてよかったと思います。
ですので、長い目で見て自分のビジョンを達成する為、「個人事業」か「会社設立」かを選択すれば良いと思います。

起業の準備を本格的にしよう

さて、事業計画とお金の問題がクリアしたら、実際に起業の準備です。

準備するものは本当に多くあります。
事務所探し、電話開設、名刺制作、ホームページ制作などなどたくさんですね。

その中でも、大切な準備品「ホームページ」について書きたいと思います
アプリコットデザインでは、ホームページを中心にデザイン業を行っています。

「どうせホームページを売る為だろ~」
「ホームページを売っているならホームページが大切だって言うに決まってる」
そんな事ありません。

商品を売るためではなく、どうぞフラットな気持ちでご覧ください。
ホームページはもはや事業を順調に進める上で、最重要に大事なツールだと思います。
効果的なホームページなくしては、事業は円滑に回りません!
弊社も会社設立前に、一番先に手をつけたのがホームページでした。
ホームページを作って販売する会社だからこそ、何よりも充実したホームページを持つ事の重要性を感じておりました。

弊社には営業担当がおりませんし、雇う余裕もありませんでした。
また、潤沢な人脈があったわけではありませんでした。もちろん潤沢な資金があるわけでもなく。。

ただアプリコットがここまで続けてこれたのは、ホームページがあってこそです。
今現在、ほぼすべての受注依頼をホームページ経由で頂いております。

まだまだホームページの重要性を感じている方は多くはなく、いたとしても、ただ「必要」だと感じているだけで、義務当然に作る方も少なくありません。

「ただあればいい」
「何となくあればいい」
「詳細は合って話すからそこまで詳細な情報を載せる必要がない」
「無きゃだめかな・・・」
「ホームページに高額なお金を使う程余裕がない・・・」

こんな方、お気をつけください!

本当は売上げを作る事ができるツールなのに、中途半端にやって効果が出ないから諦める・・・
これは悪循環の始まりです。効果のあるツールを効果がないと判断すると効果的な手段を一つ無くす事になります。
また、ホームページの原稿も、本来であれば他社のパクリではなく自分自身で書かれる事をおすすめします。

事業計画書をきちんと書かれている方は、きっとすんなりと書く事ができるはずです。

伝えたい想いを目一杯サイトに掲載しないと、見る側に伝わりません。

ホームページは最重要ツールとして考え、本気で制作する事をおすすめします。

失敗しない方法を

WORKS